
「トランテトロワ」がオープンしたのは2018年秋でした。
オープンから半年ほどは、惣菜パンや菓子パンやスイーツなど、毎日約30種類以上を焼いてお店に並べていました。
徐々に街の皆さまにも知っていただき少しずつお客様も増え、毎日たくさんのパンを焼いていましたが、雨が降ったり急な天候変化があると、パンが売れ残ってしまう壁にぶつかりました。
小さい頃から「食べ物を大切にしなさい」と教わり、おいしく食べて欲しくて焼いているのにフードロスが出てしまうことに矛盾を感じてしまったのです。
今、働き方や持続可能な地球環境への取り組みなど、 少しずつ時代が変わりはじめています。
私たちパン屋もこれからの未来を描きなおそうと決意しました。
私たちの「使命」
現在、国内外が取り組んでいる持続可能な社会を目指す「SDGs」に賛同しています。SDGsとは、2015年9月国連で採択された「持続可能な開発目標」です。「誰一人取り残さない」という理念のもと、17のゴール、169のターゲットから構成されています。トランテ・トロワでは現在、以下の7つの項目に貢献しています。これからも取り組みを通し、食の価値や大切さを伝えながら、次世代に残せるいい社会づくりに取り組んでまいります。

1
フードロスをなくしたい
フードロスをなくすために、その日のうちに食べなくてはいけない惣菜パンや菓子パンをやめました。
今、つくっている国産オーガニック小麦のパンは、保存料や防腐剤が入ってなくても冷蔵保存で2〜3週間程度もつのでゆっくりじっくり楽しんでいただけます。




2
安心·安全に

長持ちして毎日食べていただくからには、しっかり素材にこだわりたいと思い、産地に赴き、素材が生まれる場所や人とも向き合いました。お子さんから年配の方まで、毎日安心·安全に食べられるということに徹底してこだわっています。
食べていただくために
3
生産者の思いを届けたい
パンは、素材の良し悪しがそのまま現れるのでいい素材を手抜きせずに育ててくれる生産者の皆さんも大切な仲間です。私たちは、おいしいパンを焼き食卓に届けることで日本の生産者さんと本物を求めるお客様の架け橋になるべく、作り手の思いや手間暇を伝えていくのも役目だと考えています。



4
フードボランティアの



取り組み
「トランテ・トロワ」は、フードロスや日本の農業振興を考え、お客様に本物のおいしさを届けるばかりでなく、子どもたちにもパンのおいしさを伝える機会を大切にします。
毎月、「フードバンク福岡」を通して、「こども食堂」や児童養護施設などにパンを届け、国産オーガニック小麦を使ったパンのおいしさを知ってもらい、食の選択肢を広げられるような活動を続けて地域や社会にも貢献していきます。
5
きれいな海を守りたい
美味しいパンには、美味しいお塩が必要です。 きれいで栄養豊富な海を次の世代に残す為に 日本で採れた自然のお塩を使う事で環境保全に貢献します。また、プラスチックゴミを少しでも減らす為にレジ袋は有料としております。




6
未来に自然な環境を残したい
自然に負荷をかけない持続可能な方法で育てている、国産オーガニックの小麦を使用する事で日本の環境保全に貢献します。
自己紹介

オーナー・前田 真吾
20代の頃は、パティシエとして勤め、30歳の頃パン職人になろうと思い立ち、福岡から東京へ移住。
「シニフィアン シニフィエ」や「サワムラ」など素材や製法へのこだわりが際立つ店で修行を重ね、
2018年、故郷・福岡に戻り、妻とともに
「トランテトロワ」を開店。
2019年から国産オーガニック小麦のパン専門店としてリニューアルオープン。